イーネオヤの道具

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  • イーネオヤ用の針というものは特にありません。自分の手にあう針を色々と試してみて下さい。
    針先が尖っていると慣れないうちは指に刺してしまうこともあるので、先が鈍く針穴が大きくて糸の通しやすい針がお勧めです。クロスステッチ用やタペストリー用の針や刺繍針を使われる方が多いです。目の大きい作品では布団針のように長くて太い針も使われます。
    イーネオヤでは、結び目を作るときにしっかりと糸を引いて固く締める必要があるので、安くていいのでやや太めで針穴がしっかりしたものが向いています。
  • ハサミ
    先が曲がって反り上がり鋭くなっている、刺繍用のハサミがお勧めです。細かい部分の糸を切るのに大変使いやすいです。

イーネオヤの糸

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まずは身近な糸で試してみて下さい。トルコ製のポリエステルの糸はトルコでは安く手に入りますが、日本では難しいですね。ボタンつけ糸や手縫い糸がおすすめです。当ブログでは練習用に、百円ショップで買った手縫い糸を使います。細さや滑りの良さ、強度もいい感じです。

糸の種類

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どんな糸でも作ることができます。それぞれの質感で出来上がりの雰囲気が変わってくるので作品に合わせて使用します。
絹糸 木綿糸 麻糸 化学繊維糸(ナイロン ポリエステル)が使われます。

  1. 絹糸
    昔からイーネオヤに使われてきました。上品なツヤがありあります。トルコでは糸のよりによって何種類かの絹糸が作られています。専門店で購入します。田舎では生糸を自分でよって使用しています。
    絹独特の糸のしっとり感があり、慣れるまでは絡みやすく扱いが難しいです。逆に結び目はしっかりときつく締まるので形は作りやすいです。ただ、間違えた時には解くのが大変です…。
  2. 木綿糸・麻糸
    ドイリー状のイーネダンテルによく使われます。トルコ産や海外のメーカーのレース糸があります。刺繍糸も使われます。
  3. 化学繊維糸
    • ナイロン糸
      ナイロン糸で作られたオヤは独特のアメのような透明感と硬さがあります。グニューっと伸びるので、しっかりと硬い結び目ができます。売っている店が限られ、お店の片隅で埃に埋もれているのを発見することがあります。
    • ポリエステル糸
      最近の主流です。大変色が豊富で、どこの手芸店でも手にはいります。トルコではトゥーオヤに使われることが多い糸です。滑りがいいので絡みにくいのですが、結び目をきつく締めるのが慣れるまでは難しく緩みやすいです。私が通った教室では、イーネオヤで使用する時に糸を針に二重にかけていました。

トルコの主なメーカー

メーカーによって糸に癖があります。使ってみての私の感想です。参考にして下さい。

  • Çizmeli 色が大変豊富です。他メーカーはトゥーオヤでよく使用される太めの50番の糸が主流ですが、このメーカーでは一回り細い(60番)のポリエステル糸も生産しています。癖がなく使いやすい糸です。
  • AltınBaşak こちらも色が豊富です。とてもツヤがある細めの糸です。日本人好みの淡い色合いの糸が多くあります。ただ、よりが甘く柔らかいので、慣れないと編んでいるうちによりがほどけて毛羽立ちやすいです。細いナイロンの糸も生産しています。
  • gelincik 色数は少なめですが、マットな質感で木綿糸に似ているということでファンも多いです。ただ、滑りが悪く慣れるまでは扱いが難しい糸です。少し太めです。
  • YABALI
    街の手芸店で手に入りやすいです。太めでハリがあり滑りがとてもよく糸にくせがつきにくいので絡まりにくく、初心者におすすめです。細かいモチーフを作るのには、太めでよりがゆるみがちなので扱いにくく感じます。

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